概要
2025年9月30日、Operaは新しいブラウザ Opera Neon をリリースしたと発表しました。これは「エージェント型(agentic)AI」を搭載し、単にウェブを表示するだけでなく、ユーザーの代わりに動作できるブラウザを目指す製品です。
現在、最初の招待枠(Neon Founders プログラム)が待機リスト登録者向けに提供されており、徐々にアクセスが拡大される予定とのこと。
主な特徴
| 機能名 | 説明 |
|---|---|
| Tasks(タスク) | 関連するタブや情報を一つの作業単位としてまとめ、AIがその文脈を理解しながら支援できるように。 |
| Neon Do(ドゥ) | 任意のタスク内でブラウザ操作(タブの開閉、情報収集、買い物、申請など)を実行。ユーザーがログイン済みの状態で動作するため、別途クラウドにパスワードを渡す必要がない。 |
| Cards(カード) | プロンプトに指示カードを組み込むことで、AIの応答スタイルを調整。「比較」「要約」「行動指示」などのカードを選ぶことで、より望む結果に近づけられる。 |
| Make(メイク) | Webサイト、レポート、ツールなどをAIに命令して作成させ、それをURLで共有。オフライン時にも処理を継続でき、生成物はソースも含めて取得可能。 |
| 従来機能の継承 | VPN、広告ブロック、ブックマーク、サイドバー統合など、既存のOperaブラウザが備える機能も内包。 |
注目点・課題・今後の展開
注目点
- ブラウザ自体がユーザー代理として動く “アクティブ性” の強化:AI が実際にウェブ操作を行うというアプローチ。
- 情報の文脈理解を重視:複数のタブや情報源をまたいだ統合的な操作が可能という点。
- カード機構によるカスタマイズ性:AIの振る舞いをガイドできる仕組みは興味深い。
課題・注意点
- セキュリティ & プライバシー:AI がウェブ操作を行うため、意図しない行動や情報漏洩のリスク管理が重要。どのような制御・制限が設けられているかがカギ。
- 利用コスト:Neon は サブスクリプション形式 の有料ブラウザとして提供される予定。
- 招待制で段階的展開:現時点では限定されたユーザーから利用開始。普及には時間を要する可能性。
今後の注目点
- 一般公開時期:いつ誰でも使えるようになるか。
- 国内展開・日本語対応:日本での対応やローカライズ状況。
- 他社ブラウザとの差別化:Chrome、Edge、Firefox などに対してどのように競争力を持たせるか。
- 実際の “代理操作能力” の精度:誤操作や不正な動作を防ぐ安全策とユーザー体験の両立。

