Claude Codeに“プラグイン機能”登場 ─ 開発者が自分のAI環境を拡張できる時代へ

Claude Codeに“プラグイン機能”登場 ─ 開発者が自分のAI環境を拡張できる時代へ TECH

米Anthropicが2025年10月9日に発表した「Claude Code Plugins」は、AI開発支援ツール Claude Code に大きな変化をもたらすアップデートだ。
これにより、開発者は自分のワークフローや企業環境に合わせて、Claudeを自在にカスタマイズできるようになる。


Claude Codeとは何か

Claude Codeは、Anthropicが提供する“生成AIによる開発支援環境”だ。
自然言語でコード生成・編集・リファクタリング・テストなどを行えるインタラクティブ環境で、ターミナルやVS Code拡張を通じて利用できる。

これまでもAIによるコード補完やレビューが可能だったが、今回のアップデートで「プラグイン」という概念が導入され、ユーザー自身がClaudeを拡張できる 段階へと進化した。


プラグインで何ができるのか

新たに追加された /plugin コマンドを使えば、サードパーティーや自作のプラグインを簡単に導入できる。
プラグインは必要に応じて有効化・無効化でき、複数のカスタマイズを束ねた「マーケットプレイス」からの一括管理も可能だ。

具体的には、以下のような用途が想定されている:

  • 開発ルールの自動適用
    コードレビューやテスト手順をhooksとして組み込み、社内標準に沿った開発を自動化。
  • チーム共通ツールの統合
    自社システムやデータソースをMCP(Model Context Protocol)サーバー経由で連携。
  • AIエージェントの追加
    特定のタスクをこなす“サブエージェント”を組み込み、複雑な処理を分担。
  • ドキュメント生成や自動運用
    リリースノート、APIリファレンス、CI/CD設定ファイルなどを自動生成。

オープンな“プラグイン・マーケットプレイス”

Claude Code Pluginsでは、GitHubなどに公開されたリポジトリを“マーケットプレイス”として扱うことができる。
.claude-plugin/marketplace.json を設置すれば、誰でも独自マーケットを構築可能だ。

ユーザーは次のようにコマンドを打つだけで新しいマーケットプレイスを追加できる:

/plugin marketplace add user-or-org/repo

そこから /plugin install で個別プラグインを導入できる仕組みになっている。
既に開発者コミュニティでは、DevOps自動化やコード解析、ドキュメント生成など多様なプラグインが公開され始めている。

Plugin marketplaces - Claude Docs
Create and manage plugin marketplaces to distribute Claude Code extensions across teams and communities.

「Claudeがあなた専用の開発AIになる」

Anthropicはこの発表で、「Claude Codeは単なるエディタ拡張ではなく、“開発文化そのもの”を再構築するためのAI基盤である」と位置づけた。
つまり、AIをチームの一員として機能させる──そんな未来像が現実のものになりつつある。

プラグイン機能は現在、公開ベータ版(Public Beta) として全ユーザーに提供中。
ターミナル環境およびVS Code拡張の両方で利用可能だ。


編集後記

ChatGPTやGeminiがAPI経由の“ツール統合”を進める中で、Claudeが打ち出したのは「開発者主導のAI拡張」という逆アプローチだ。
自分のプロジェクト文化に合わせてAIを育てるという考え方は、まさに“AI IDE”の新しい地平を切り開く。

これまで「AIに合わせる」時代だったが、これからは「AIを自分に合わせる」時代になる。
Claude Code Pluginsは、その象徴的な第一歩だ。


参考リンク