ChatGPTを使いこなす人の習慣 ─ 第7回 | 制約条件を与える ─ “自由に書け”は自由の牢獄

ChatGPTを使いこなす人の習慣 ─ 第6回:制約条件を与える ─ “自由に書け”は自由の牢獄 HowTo

AIは自由にすると迷走する。
制約があると、天才になる。

ChatGPT にこう指示していませんか?

「ブログ記事書いて」

すると…

  • 無駄に長い
  • 脱線しまくる
  • なぜか文学的になる
  • 導入だけで 6〜8 パラグラフ続く

理由はシンプル。

制約がないと、思考範囲が無限になる。

AIは常に「最適解」を探そうとする。
でも、範囲が無限だと 収束しない。


第1章:人間に例えると分かりやすい

「適当にやっておいて」

と言われた時ほど迷う。

  • 方向性が分からない
  • 判断基準がない
  • やり直しになる

AIもまったく同じ。


第2章:制約で動かすテンプレ(保存推奨)

これが ChatGPT を“迷走AI → 制御AI” に変えるスイッチ

# CONSTRAINT DRIVEN OUTPUT

以下の制約条件を必ず守ってください。

▼ 制約
・文章は 600〜700 文字
・論点は3つまで
・例は必ず1つ入れる
・最終行は結論で締める

▼ 出力形式
① 要点の提示(箇条書き)
② 本文
③ 1行の結論

上記以外は書かない。

制約がある=判断基準がある。

ChatGPT は “最短距離” で目的に向かう。


第3章:劇的な変化(Before → After)

あなた:

「Nextcloud がなぜ企業向けに有利か説明して」

制約なし:

  • 抽象的な説明
  • 中身が薄い
  • 長くて読めない

制約を付けると:

▼ 制約
・文字数:800文字以内
・上司に提案する資料の説明パート
・Before/After を比較表で
・主語は “企業” に統一

ChatGPT:

Before:外部クラウド依存 → After:自社内にデータ主権
リスク:情報漏洩 → コントロール:物理的管理下
コスト:従量課金 → 固定費化

制約が、質を決定する。


第4章:ChatGPTの思考法は「逆説」

自由にさせるほど、自由を失う。
制約を与えるほど、創造が生まれる。


❌ ダメな指示

「分かりやすく書いて」

✅ 良い制約

「小学生にも理解できる語彙で、比喩を1つ入れて」


❌ ダメな指示

「短くして」

✅ 良い制約

「3文以内、名詞で終わる文で」


❌ ダメな指示

「感動する文章にして」

✅ 良い制約

「読者が“自分事”に感じるエピソードを1つ入れて」


制約とは、「判断基準」であり「クリエイティブの道標」。


まとめ

自由に任せる人制約で制御する人
出力が運ゲー出力が再現性を持つ
「何が返ってくるか分からない」「期待通りに動く」
ChatGPTに振り回されるChatGPTを操縦する

制約は、“知性のフレーム”だ。


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