2026年も、Geminiの快進撃が止まらない。
ついに Apple と Google が、AI分野で公式に手を組んだ。
数日前まで「ChromeをApp Storeから締め出せ」と強硬姿勢を見せていたAppleが、である。
だがこのニュース、AI提携そのものよりも、Appleの置かれた現実 を雄弁に物語っている。

iPhone最上位30万円超えは、さすがにやり過ぎた
日本人が貧しくなっている。
それは不運だし、個人の責任でもない。
しかし、それを差し引いても
iPhone の最上位モデルが30万円超え、というのは明らかに一線を越えた。
・円安
・原材料高
・半導体価格の高止まり
事情は分かる。
だが「分かる」と「買える」は別問題だ。
結果、日本市場ですら Androidがシェアで逆転。
これは偶然でも一時的でもない。
しかし、あまりにも象徴的な出来事。
Appleシリコンにも、見え始めたブレーキ
Appleは「ハードの会社」だ。
Mシリーズで Appleシリコンの黄金期 を築いたのも事実。
だが、半導体高騰の波は容赦なく、
性能向上=価格上昇 という構図から抜け出せなくなりつつある。
性能で殴る時代は、コストが許さない。
ここに来て、Appleは 別の価値軸 を探さざるを得なくなった。
だからこその「AIは外部調達」
今回のGoogleとの提携は、敗北宣言ではない。
時間を金で買う判断 だ。
・AI基盤をゼロから育てる余裕はない
・体験の“賢さ”で負け続けるわけにはいかない
・それでもSafariとエコシステムは手放さない
極めてAppleらしい、冷静で現実的な選択だ。
ハードの魔法は薄れた。次はソフトの説得力
かつてAppleは
「高いけど、納得できる」
という魔法を持っていた。
だが今は違う。
ユーザーはこう考え始めている。
「その価格で、生活はどれだけ楽になる?」
ここで強いのが Pixel に代表される、“即効性のある便利さ”だ。
思想より体験。
未来より今日。
結論
Appleは終わらない。
だが、特別扱いされる時代は終わりつつある。
だからこそ、これからは
ハードではなく ソフトパワーで価値を説明できるか がすべてだ。
今回のGoogleとの握手は、その覚悟の表れだろう。
これは提携ニュースではない。
Appleの時代転換宣言 だ。

