オープンソース 3D制作ソフト「Blender」は、次期メジャーバージョン 5.0 の β版を正式公開した。現在はバグ修正段階に入り、最終版公開に向けて開発が進められている。
Blender 5.0 Release Notes - Blender Developer Documentation
公式なリリースノートによれば、Blender 5.0 は 2025年11月11日 を最終リリース日と予定しており、β版は 11月5日まで までの試用・テスト期間とされている。
β版には以下のような改良や新機能が含まれている(代表的なもの):
- 色管理系で ACES 2.0 のサポート追加
- Cycles や EEVEE によるレンダリングの改善、サブサーフェス散乱(SSS)などの改良
- Geometry Nodes の機能拡張、ノード系の利便性向上
- UI まわりの調整:ノードの影表現、ウィジェットの統一、テーマ設定の簡略化など
- ファイル容量、バッファ周りの改修や古い圧縮方式(LZMA/LZO)の廃止など、内部構造強化
ただし、β版とはいえ開発途中の段階であるため、「完成品としての性能・安定性」にはばらつきが出る可能性があることは念頭に置きたい。
感想
Blender 5.0 は単なるバージョンアップ以上の意味を持つ節目だ。
オープンソース制作ソフト界隈では、バージョン5への跳躍は「次世代基盤への移行」を象徴する。機能・性能・拡張性すべての面で現行ラインを刷新する可能性を秘めており、プロ/趣味問わず多くのクリエイターが注目している。
特に、レンダリング技術、ノードシステム、色管理といった中核領域での改良が進むなら、Blender の競争力を他商用ソフトと渡り合える水準に一歩近づけるだろう。β版の安定性と最終版までの開発進捗が、今後の Blender の評価を左右する。

