【保存版】ローカルLLM用語辞典|初心者必読の全30語

ローカルLLM用語辞典30語 HowTo
ローカルLLM用語辞典30語

ローカルLLMを使ってみたいけれど、記事を読めば読むほど「専門用語だらけで全然わからない…」と感じたことはありませんか?

「トークンって何?」「マルチモーダルってどういう意味?」といった基本的な用語が壁になって、最初の一歩でつまずいてしまう方は少なくありません。
筆者自身も、初めてLLMまわりの資料を読んだとき、「これ、日本語のはずなのに意味が入ってこない…」と途方に暮れた経験があります。

ローカルでLLMを動かす技術や知識は、確かに専門的。でも、言葉の意味がわかるだけで「理解のスピード」は一気に加速します。
今回の記事では、初心者がつまずきやすいローカルLLM関連の専門用語を30個に絞って、やさしく・わかりやすく解説します。

「この用語って、そもそも何?」「どうして必要なの?」という疑問に丁寧に答えながら進めていくので、安心して読み進めてください。
読んだあとには、LLM関連の記事や動画がすんなり頭に入るようになりますよ!

ローカルLLMとは?専門用語に入る前に知っておきたい基本

「ローカルLLMって聞いたことあるけど、そもそも何?」と思っている方、大丈夫です。難しく聞こえるこの言葉、実はとてもシンプルな意味を持っています。

LLMとは「大規模言語モデル(Large Language Model)」の略で、ChatGPTのように人間の言葉を理解し、自然な文章を生成するAIのこと。そして**“ローカルLLM”とは、そのLLMを自分のパソコンやサーバーなど**、インターネットを介さず“手元”で動かすことを指します。

たとえば、ChatGPTはOpenAIのクラウド上で動いていますよね。でもローカルLLMは、自分の環境でモデルを動かすことで、ネットに接続しなくても使えるデータを外に出さずにすむカスタマイズしやすいといったメリットがあります。

つまり「AIを自分のPCで動かしてみたい」「データを守りたい」という人にとって、ローカルLLMはとても魅力的な選択肢なんです。

ローカルLLMとクラウドLLMの違い

クラウドLLMとローカルLLMの最大の違いは、「どこでモデルが動いているか」です。

たとえば、ChatGPTなどのクラウド型LLMは、OpenAIのような企業が持つ巨大なサーバー上でAIが動作していて、ユーザーはインターネットを通じてアクセスする形になります。これは便利ですが、通信が必須で、自分の入力データがクラウドに送られるという面があります。

一方、ローカルLLMは自分のPCやローカルサーバー内でAIを実行します。そのため、インターネット接続がなくても使えるデータが外に出ないためプライバシー保護が強いというメリットがあります。

ただし、クラウドLLMは処理が高速で精度も高く、誰でも簡単に使える一方、ローカルLLMはある程度の知識やPCのスペックが必要です。
「とにかく手軽に使いたい人」はクラウドLLM、「自由にカスタマイズしたい人」はローカルLLM、という選び方になります。

なぜローカルでLLMを動かすのか?

「クラウドで便利に使えるのに、なんでわざわざローカルで?」と思った方、実はそこには深い理由があります。

まず、セキュリティやプライバシーの問題があります。たとえば企業の機密情報や個人情報を扱う場合、それらを外部のサーバーに送信するのは不安ですよね。ローカルLLMなら、入力したデータがすべて自分の環境内で完結します。

さらに、自分好みにカスタマイズできるのも大きな魅力。クラウドLLMは基本的に「決められた使い方」しかできませんが、ローカルLLMは**プロンプト設計やモデルの微調整(ファインチューニング)**など、自由度が段違いです。

最後に、通信コストやサービス停止の心配がないという点も見逃せません。ローカルLLMは「いつでもどこでも自分だけのAIを動かせる」環境を実現してくれるんです。

初心者必読|ローカルLLM用語辞典|主要30語をやさしく解説

ローカルLLMを始めようとすると、最初にぶつかるのが「専門用語の壁」ですよね。「聞いたことあるけど、意味がわからない」「どこで使われているのかピンとこない」と感じたこと、ありませんか?

ここでは、初心者が理解に苦しみやすい用語を30個に厳選し、「入門」「中級」「実践」の3レベルに分けてわかりやすく解説していきます。
難しい技術書のような表現ではなく、「今すぐ人に説明できる」レベルで理解できるようにまとめています。

入門レベル|まず覚えたい基本10語

LLMに触れ始めたばかりの方が、まず最初に押さえておくべき基本用語を10個紹介します。これらはほぼすべての解説記事やツール説明に登場するので、しっかり押さえておくと理解が一気に楽になりますよ。

用語リスト:

  1. LLM(大規模言語モデル):大量のテキストを学習し、文章を生成するAIモデルのこと。ChatGPTなどが該当。
  2. トークン:AIが言葉を処理するときの最小単位。文字でも単語でもなく「意味のかたまり」に近い。
  3. 推論(Inference):モデルが学習済みの知識を使って答えを出すプロセス。質問への回答など。
  4. プロンプト:AIに入力する命令や指示文のこと。日本語でも英語でもOK。
  5. パラメータ:モデルの中にある「知識を表す数値」。数が多いほど表現力が高くなる。
  6. 学習(Training):モデルに大量の文章を読み込ませ、言語パターンを覚えさせる工程。
  7. 自然言語処理(NLP):人間の言葉をコンピュータが理解・処理する技術全般。
  8. マルチモーダル:文章だけでなく、画像・音声なども扱えるAIのこと。GPT-4などが対応。
  9. モデルサイズ:LLMの「大きさ」を表す指標。数十億〜数千億のパラメータがある。
  10. クラウドLLM:インターネット上のサーバーで動作するLLM。ChatGPTなどが代表例。

中級レベル|技術理解が深まる10語

ローカルLLMをもう少し深く使いたい、技術的な背景を理解したい、という方に向けて、知っておくと「文章の意味がクリアになる」10個の用語を紹介します。これらはドキュメントやGitHubリポジトリの説明で頻出する単語ばかりです。

用語リスト:

  1. エンベディング(Embedding):文章や単語を「数字のベクトル」に変換する技術。類似度の計算などに使われる。
  2. ベクトル検索(Vector Search):エンベディングされたデータをもとに、似た内容を高速で検索する方法。
  3. 自己回帰型(Autoregressive):1単語ずつ順番に文章を生成するモデルの仕組み。GPT系がこれ。
  4. 事前学習済みモデル(Pretrained Model):すでに大量の文章で学習されているモデル。そこから再利用できる。
  5. fine-tuning(ファインチューニング):学習済みモデルを特定の用途向けに追加学習すること。
  6. LoRA(Low-Rank Adaptation):モデル全体を再学習せず、一部だけを効率よく調整できる手法。
  7. API:他のアプリやサービスと連携するための「入り口」。OpenAI APIなど。
  8. モデル圧縮:LLMのサイズを小さくし、処理を軽くするための技術。軽量モデルの開発で重要。
  9. 量子化(Quantization):モデルの数値データを簡略化して処理を軽くする技術。性能とトレードオフ。
  10. パイプライン:複数の処理を順番に自動化して流す仕組み。推論や前処理で使われる。

実践レベル|ローカル実装に役立つ10語

いよいよ「実際にローカルでモデルを動かしてみたい」という段階に入った方向けに、実践で使える重要語句を10個紹介します。PC構成やツールに関わるキーワードも登場します。

用語リスト:

  1. GPU(グラフィック処理装置):LLMの処理を高速化するための重要なハードウェア。
  2. VRAM:GPUに搭載されているメモリ。LLMの実行においては容量が重要。
  3. Hugging Face:多くのLLMモデルやツールが集まるオープンなプラットフォーム。
  4. Transformers:Hugging Faceが提供する、LLMを簡単に使えるPythonライブラリ。
  5. モデルチェックポイント:学習や微調整の状態を保存したファイル。そこからモデルを再開可能。
  6. config.json:モデルや推論設定を定義するファイル。構成の理解に必須。
  7. tokenizer:テキストをトークンに分解する処理。モデルとセットで使う。
  8. ONNX:モデルを他のツールや環境でも動かせるように変換する形式。高速化に活用される。
  9. GGUF:ローカルLLMを高速・軽量に実行する形式。主にllama.cppなどで利用。
  10. llama.cpp:軽量なLLMをローカルで高速動作させるための有名なC++実装。

用語がわかればこんなに変わる!学びのハードルが一気に下がる理由

「AIは難しい」「LLMは専門家しかわからない」──そんな思い込みの原因は、ほとんどが“用語の壁”にあります。
意味がわからない言葉が出てくるたびに、内容の理解が止まってしまうんですよね。
でも、一つひとつの用語がクリアになれば、複雑に見えていた技術が「なるほど、そういうことか!」と一気に整理されていきます。

この章では、用語がわかることで実際にどう学習効率が上がるのか、具体的な変化をお伝えしていきます。

専門用語がわかるとドキュメントが読める

技術系のWeb記事やGitHubのドキュメントを読んでいて、「1文ごとに調べ物しないと進まない…」という経験はありませんか?

それ、実は“用語がつながっていない”からなんです。たとえば「このモデルはLoRAでfine-tuning済みです」と書かれていても、両方の意味がわからなければ全体の意図もつかめません。

逆に、それぞれの言葉が理解できていると、「なるほど、軽量調整されたモデルなんだな」と一文でスッと読み解けるようになります。
こうなると、調べる回数が減り、理解スピードも爆上がり。読み物が「知識の積み重ね」になっていく感覚が得られます。

技術ドキュメントを読む力は、AIに限らずあらゆる分野で役立つスキルなので、ここでしっかり鍛えておくと今後も大きな武器になりますよ。

技術記事の内容が頭に入るようになる

「なんか良さそうなこと書いてあるけど、頭に残らない…」
そんな感覚、LLMに関する記事を読むときによく起こりがちです。

その理由は、基礎用語の理解がないと、文脈の意味をイメージできないから
たとえば「Transformer構造により自己注意機構が~」と言われても、Transformerや自己注意の概念がないと意味がフワッとしてしまうんです。

でも用語の意味と使われ方を理解していれば、「これは前後の単語関係を見て、自然な文章を作る仕組みなんだな」と具体的に頭に入るようになります。
つまり、「なんとなく理解した気がする」から「ちゃんと納得できる」へステップアップできるんです。

こういった積み重ねが、技術知識の土台を強固にしてくれます。

自分でLLMを試す一歩が踏み出せる

「いつかLLMを自分でも動かしてみたい」そう思っていても、専門用語が理解できないとコードの意味も操作方法も分からず、なかなか行動に移せません。

でも、用語をひとつずつ理解していくと、「やってみようかな」という気持ちが一気に現実味を帯びてきます
たとえば「このモデルはGGUF形式でVRAM4GBあれば動作可能」といった情報が、しっかり意味として読み取れるようになると、準備すべきハードも明確になりますよね。

さらに、ローカルLLM関連のコミュニティや記事でのやりとりもスムーズになり、情報収集や質問も的確にできるようになります。

つまり、用語がわかることで「使いこなす側」への一歩が踏み出せるのです。

用語理解から次のステップへ:学びを深めるおすすめアクション

専門用語が理解できるようになった今こそ、「学びを行動につなげるチャンス」です。
ただ読むだけではもったいない!実際に自分で動かしてみたり、コミュニティで情報交換することで理解は一気に深まります。

ここでは、初心者でもすぐに試せる3つのおすすめアクションを紹介します。難しいことは一切なし。今日からできることばかりですよ!

Hugging FaceやGitHubで触ってみる

用語がわかったら、まずは実際にモデルやツールに触れてみるのがおすすめ。
特に便利なのが、Hugging Faceというプラットフォームです。ブラウザだけでモデルを試したり、コードをコピペして使えるNotebookも豊富に用意されています。

GitHubにも多くのローカルLLMプロジェクトが公開されていて、「README(説明文)」の意味がわかるようになっていれば、どこをどう触ればいいかも自然と理解できるようになります。

「言葉がわかるから中身が読める」「中身が読めるから試せる」──このサイクルに入ると、学習のスピードが一気にアップしますよ。

簡単な推論スクリプトを動かしてみる

用語もわかり、軽量モデルも選んだら、いよいよ自分で「LLMに文章を作らせる」体験に挑戦してみましょう!LM STUDIO などを利用すると、OpenAI コンパチブルなAPIを利用することができます。

たとえばPythonで以下のようなコードを使えば、モデルに簡単な文章生成を依頼できます:

from openai import OpenAI

client = OpenAI(base_url="http://localhost:1234/v1", api_key="lm-studio")

completion = client.chat.completions.create(
model="model-identifier",
messages=[
{"role": "system", "content": "Always answer in rhymes."},
{"role": "user", "content": "日本の首都はどこですか?"}
],
temperature=0.7,
)

print(completion.choices[0].message)

たったこれだけで、学んだ用語たちが**「自分の手で動かせる知識」**になる実感を味わえます。

不安な方は、最初はGoogle Colabを使ってみるのもOK。やってみることで、分からなかった用語がさらに“腑に落ちる”ようになります。

この記事のまとめ|ローカルLLMの第一歩は“用語理解”から

今回の記事では、ローカルLLMの専門用語がわからずに困っている初心者の方に向けて、やさしく・実用的な用語解説をお届けしました。以下にポイントを整理します。


✅ 要点まとめリスト

  • ローカルLLMとは、自分のPCで大規模言語モデルを動かす技術
  • 専門用語の理解が、学び・応用・実践のハードルを一気に下げる
  • 初心者がつまずきやすい30語を「入門・中級・実践」で分類解説
  • 用語理解により、技術記事やコードの意味がグッとわかりやすくなる
  • Hugging Faceや軽量モデルなど、次の行動に役立つアクションも紹介

用語を正しく理解するだけで、LLMに対する「わからなさ」が一気に減ります。そして「ちょっと試してみようかな」「自分にもできるかも」と思えたら、それが最初の一歩です。

この用語解説をきっかけに、ぜひあなた自身のローカルLLM体験を始めてみてくださいね!