英単語を覚えたら、その次は何をすればいいのでしょう。
単語をもっと増やす。
文法を勉強する。
もちろん、それも大切です。
でも実際の英会話では、知っている単語を一つずつ頭の中で組み立てている暇はありません。
「こう聞かれたら、こう答える」
「こんな場面では、この言い方をする」
そんな短い英語表現を、かたまりのまま耳で覚えていることが、会話では大きな力になります。
そこで英語クイズに、単語を覚えた子どものための「次のステージ」を追加しました。
現在は、従来の英単語クイズに加えて、
23カテゴリ・324の日常会話
そして、
4ストーリー・全42エピソードの「英語のおはなし」
を収録しています。
名前は相変わらず「英語クイズ」ですが、ずいぶん大きくなりました。

英単語を覚えた、その先へ
これまでの英語クイズでは、絵と音声を使って英単語を覚えることを中心にしてきました。
日本語を見て英語を選ぶ。
英語を見て日本語を選ぶ。
絵を見て英単語を選ぶ。
英語の音声を聞いて答える。
単語を初めて学ぶ段階では、こうした反復はかなり有効です。
特に、文字だけではなく絵・文字・音を一緒に覚えることを重視しています。
ただ、単語をたくさん知っていても、それだけで英語を話せるようになるわけではありません。
たとえば、
Go straight and turn left.
という表現。
straight、turn、leftという単語をそれぞれ知っていても、会話のたびに、
「straightは、まっすぐで……turnは曲がるで……」
と考えていたら間に合いません。
「Go straight and turn left.」
ここまでを一つの表現として耳が覚えてしまえば、話はずっと簡単になります。

英会話は「よく使う表現」を耳で覚える
英語の日常会話では、同じような表現が何度も登場します。
あいさつする。
お願いする。
道をたずねる。
お礼を言う。
気持ちを伝える。
電話で話す。
買い物をする。
レストランで注文する。
学校で先生や友達と話す。
こうした場面で使われる短い表現を、何度も耳にして、そのまま使える形で覚えていく。
今回追加した「日常会話」は、そのためのコンテンツです。
現在、23カテゴリ・324会話を収録しています。

「答える」「たずねる」「応援」「褒め言葉」「毎日の生活」「道案内」「感情」「家族」「あいさつ」「病院」「自己紹介」「電話」「遊び」「約束」「レストラン」「学校」「買い物」「勉強」「時間」「天気」など、日常で出会いやすい場面を中心にまとめました。
324の会話を音声で繰り返し聞ける
日常会話では、英語の文章と日本語訳を確認しながら音声を聞けます。
日本語訳はON/OFFできるので、
最初は日本語を見ながら聞く。
慣れてきたら日本語を隠して聞く。
聞き取れなかったら「もう一度聞く」。
そんな使い方ができます。
一つひとつは短い会話です。
だから、英語の授業のように机に向かって長時間勉強する必要もありません。
気になったカテゴリを開いて、数個聞いてみる。
それだけでも構いません。
英語を聞いた瞬間に意味が浮かぶ表現が少しずつ増えていけば、それが会話の土台になります。
さらにその先に「英語のおはなし」を作った
単語を覚える。
短い表現を耳で覚える。
その次に用意したのが、英語を文章として聞くための「英語のおはなし」です。
現在、4つの物語を公開しています。
『お月様の郵便屋さん』は全12話。

白いウサギのルナが月夜の空を旅しながら、さまざまな手紙を届ける物語です。
こちらは4作品の中でも別格で、かなり長い物語になりました。
『海からの贈り物』は全10話。

海が大好きな少女ルカと小さなアザラシのポポが、浜辺や海で不思議な贈り物に出会います。
『新しい町を歩こう』は全10話。

新しい町にやってきたハルが、学校、図書館、公園、お店などをめぐりながら、少しずつ町に慣れていく物語です。
『きょうはおうちで』も全10話。

7歳の少女ミキが、朝起きてから夜眠るまで、自分で考え、選び、家族といっしょに一日を過ごします。
全部で42エピソードになりました。
単語ではなく「文の中の英語」を聞く
英語のおはなしを作った理由も、日常会話と同じです。
知っている単語が、実際の文章ではどう使われるのか。
これは単語帳だけでは、なかなか身につきません。
たとえば、
I want …
Can you help me?
Here you are.
Let’s …
といった基本的な表現も、物語の中では自然な場面と一緒に登場します。
誰が、どんなときに、なぜその言葉を使ったのか。
物語があれば、その状況ごと英語を覚えられます。
英語だけを暗記するよりも、
「この場面で言っていた言葉」
として記憶に残ってくれればいい。
そんな狙いがあります。
英語と日本語を見ながら、音声で楽しめる
「英語のおはなし」も、読むだけのコンテンツではありません。
英語と日本語の対訳を表示しながら、音声で物語を聞けます。
英語だけで聞く。
日本語だけで読む。
英語と日本語を見比べながら聞く。
理解度に合わせて使い方を変えられます。
英語学習を始めたばかりなら、日本語を見ても構いません。
大切なのは、知らない英文を必死に解読することではなく、意味の分かる英語をたくさん耳に入れることだと考えています。

英単語から、会話、そして物語へ
今回の追加で、英語クイズの中に一つの流れができました。
英単語を絵と音で覚える。
そこから、
短い日常会話を耳で覚える。
さらに、
物語の中で英語を聞く。
単語 → 会話 → 物語。
難しい教材へ突然ジャンプするのではなく、少しずつ英語に触れる範囲を広げていけます。
もちろん、順番通りに進める必要もありません。
クイズだけ遊んでもいい。
好きな絵を眺めながら単語を聞いてもいい。
「レストラン」の会話だけ聞いてもいい。
気に入ったお話を何度も聞いてもいい。
子どもが自分から触りたくなる入口を、できるだけたくさん用意したかったのです。
「英語クイズ」という名前から、ずいぶん大きくなった
最初は、本当に英単語を答えるクイズでした。
そこに絵が増えました。
音声が増えました。
そして324の日常会話が加わり、とうとう42話の物語まで入りました。
もはや「英語クイズ」という名前だけでは、中身を説明しきれなくなりつつあります。
でも、目指しているところは変わりません。
英語を勉強する前に、英語に慣れる。
絵を見て、音を聞いて、声に出して、物語を楽しむ。
そうやって何度も英語に触れているうちに、
「あ、この言い方知ってる」
という表現が一つずつ増えていく。
英語を覚えることが目的なのではなく、英語が少しずつ「知らない言葉ではなくなっていく」。
そんな場所に育てていければと思っています。

